【新築住宅、尾張地区】新築住宅診断事例
大手ビルダーさまの物件です。
外装の下地材として使われる、地震や火災に強い耐震ボードの話です。
この耐震ボードの施工では、設置の際には、100mm(10cm)間隔で釘を打たないといけません。
でないと、本来の性能が発揮できません。
ところが、釘の間隔が20cmになっている箇所があります。
ボードの上下面も両側と同じく10cm間隔にないといけません。
このボードの場合は4周とも必要です。
この状況ではせっかくの耐震ボードが十分な強度を発揮できません。
これは、このボードの施工について、現場監督と大工さんの認識が不足しているものと思われます(^^;
耐震ボード自体は、地震にも火事にも強く、丈夫で長持ちする住まいに貢献するアイテムなのですが、施工方法が規定通りでないと本来想定されている強度が発揮できません。
プランや使っている素材が良くても、現場での施工がちゃんとなされているかどうか。
本来の性能を発揮できるかどうかは、最後は、現場の施工次第という事例です。